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越谷/目指せ世界 明治安田 地元アスリートを応援 

ゴルフ森田選手を支援 「プロ合格、優勝」目指す

明治安田生命の吉村支社長から目録を手渡される森田さん(左)
明治安田生命の吉村支社長から目録を手渡される森田さん(左)

 越谷市在住で、女子プロゴルファーを目指している森田彩音さん(20)(那須小川ゴルフクラブ)が、明治安田生命保険埼玉東支社(吉村尚希支社長)が支援する今年度の若手アスリートに選ばれた。森田さんは5月22日、同支社で行われた贈呈式で、支援金100万円と同社ロゴ入りゴルフボールを贈られた。森田さんは「トーナメントで優勝が目標」と夢を膨らませ、まずは8月のプロテスト合格に向けて猛練習を続けている。
 森田さんは、一人娘で、3歳の頃から両親の影響でゴルフを始めた。小学1年生で競技デビューし、越谷市立光陽中学から叡明高校入学後、初出場した県大会で優勝を飾った。2019年、報知ジュニアゴルフ中高生大会で優勝し、日本代表としてオーストラリアで開催された世界大会に出場。高校2年生の時には関東高校ゴルフ選手権で優勝した。昨年の日本アマチュア選手権では12位タイだった。
 明治安田は、将来、オリンピック出場やプロ選手としての活躍を目指す全国の若い有望なアスリートを支援するため、2020年度から「地元アスリート支援プログラム」を開始した。昨年度は草加市在住のフェンシング選手、大高姫菜さん(16)を支援。今年度は大高さんと森田さんの2人を支援することにした。
 「会社として華やかな女子ゴルフを応援している」(吉村支社長)ことと、越谷ロータリークラブ(若海宗承会長)からの推薦があり、森田さんが選ばれた。支援プログラムには多数の応募があり、全国で88人を選出。同支社管内の県東部6市3町からは森田さんで2人目となる。
 贈呈式で森田さんは「選んでいただいたからにはより頑張らないといけない」と感謝するとともに、「8月から始まるプロテストに合格して、トーナメントで優勝することが目標」と今後の飛躍を誓った。吉村支社長は「地元アスリート、地元出身を応援したい。特に女子ゴルフに力を入れているので頑張ってほしい」と激励した。
 森田さんは水泳と体操教室の経験があり、得意教科は体育。ドライバーが武器で、飛距離240㍎の飛ばし屋だ。高校1年でホールインワンも経験した。練習は、週1回の筋トレに加え、打撃練習は平日3時間、土日は午前8時から午後6時まで打ち込み、月に13~14回コースに出ている。プライベートで最近ハマっているのは「農業」。家族が借りている畑で、今はトマトとイチゴの栽培に夢中という。
 森田さんは19日に茨城県の取手国際ゴルフクラブで開かれる同社主催の経営者向けゴルフ会にもゲストプレーヤーとして参加予定。