第39回全日本ジュニア新体操選手権大会関東ブロック予選会(関東体操協会主催、公益財団法人越谷市施設管理公社共催)が8月28日、29日に越谷市立総合体育館で開催され、個人競技に63人、団体競技に22団体が参加した。11歳から15歳までの女子児童・生徒によるジュニア選手の大会。1都7県の代表選手による大会で8年に1回、埼玉県の会場となる越谷市で開催されている。
個人競技はクラブ(こん棒)とリボンで行われ、上位30人が決勝に進出。決勝はフープ(手具輪)とボールの合計点で競われた。上位11人が入賞者となるが、埼玉県代表選手は入賞はかなわなかった。団体競技はボールで行われ、上位6チームが入賞。こちらも埼玉県勢は入賞できなかったが、「草加ジュニア新体操クラブ」が19・650の得点で13位と健闘した。個人と団体の入賞者・チームは11月に群馬県高崎市で開催される全国大会に出場する。
同大会は昨年、新型コロナウイルス感染拡大で中止され、今年も開催が危ぶまれたが、無観客と競技中以外はマスク着用、出入り口での消毒や会場の換気の徹底などを行い、スムーズに運営された。
同大会競技役員長の北村るみ子さん(56)(草加ジュニア新体操クラブ代表)は「昨年は中止となったため、今回は念願の大会。感染対策で無観客での開催で会場は“静かな大会”となりましたが、選手たちは久しぶりの発表の場でしたので、思い出に残る大会になった」と大会を終え、ホッとした様子で話していた。