越谷で国内初 生体認証レジ 東武ストアで導入
東武鉄道と日立製作所は11日、指3本を機械にかざすだけで買い物の決済ができるセルフレジを、東武スカイツリーライン越谷駅構内の東武ストア越谷店(越谷市)でスタートさせた。
指の静脈を使った生体認証システムは国内初。25日にみずほ台店(富士見市)、5月9日に新河岸店(川越市)に順次設置され、同鉄道は「今後、スーパー、ホテル、レジャー施設などのオールモデルにしたい」(内倉昌治・経営企画部長)としている。
利用するには、事前に専用サイトで氏名、年齢、クレジットカード番号、TOBU POINT IDなどを登録。次に店舗で本人確認を行った後、専用装置で人さし指、中指、薬指の静脈を登録すればOK。生体情報と事前登録した個人データがひもづけられ、利用可能になる。静脈は指紋認証より不正利用されにくいという。
利用客は手ぶらでも素早く支払いが済む上、ポイントが自動で付与されたり、これまで年齢確認のため対面販売でしか買えなかった酒類を買えたりするようになる。利用客は精算がスムーズになり、企業側は従業員を他の業務に振り向けられるメリットがある。
越谷店では利用を促進するため、登録によるポイント進呈と酒類購入による商品プレゼントを24日まで、利用によるポイント進呈を30日まで行っている。