吉川中央ロータリークラブ
吉川中央ロータリークラブ(金宮文化会長)が3月16 日、吉川市中央3丁目にある「みんな食堂たんぽぽ」に、一升炊きIH炊飯ジャーを寄贈した=写真=。同クラブの社会奉仕事業として行ったもので、同クラブは年1回、先方の要望に応える形で炊飯器、自転車、IH調理器、食材を購入するための金券などを寄贈している。
吉川市内には「みんなの食堂ころあい」(営業は月・水曜日午後4時30分~7時)、「みんな食堂たんぽぽ」(営業は土曜日午後5~7時)、「よつば食堂」(営業は金曜日午後4~7時)の三つの子ども食堂がある。いずれも食材はすべて寄付でまかない、ボランティアが調理している。それを知った同クラブが約5年前、「ころあい」に寄贈したのが始まり。
「たんぽぽ」には今回が初めての寄贈。炊飯器が一つ故障したため、同クラブに願い出た。同食堂では毎食6升の米を炊き、100 食の弁当を提供している。席数は14 席、会食だと30 ~ 40 食しか提供できないため、コロナ禍を機に、弁当に切り替えた。「来られる人しか食べられないじゃなく、誰でも来られる所で、新しい人にも間口を広げたい」と伊東壽恵代表。中華料理歴40 年の佐藤司郎さん(68)がプロとして腕を振るうため、味は折り紙付きだ。
今回の寄贈に伊東代表は「本当にうれしい。一つ一升炊きがないと大変なんです」と謝意を伝えていた。