市役所など30か所に
三郷市は3月21日からシェアサイクルの事業実証実験を始めた。
スマートフォンに専用アプリをインストール(導入)し、「Hello CYCLING」のロゴがあるサイクルステーションから、端末付き電動アシスト自転車を30分130円、延長15分100円、12時間1800円で借りることができる。支払いはクレジットカードのほか、ICカードやキャリア決済が可能。ICカードは一度登録すれば、次回からは端末にICカードを接触させるだけで利用できる。
市内のサイクルステーションは、市役所をはじめ、市立図書館前、新三郷駅、総合体育館前、ピアラシティ交流センター、におどり公園など30か所約400ラック。自転車は約240台設置する。自転車を借りた場所とは異なる場所で返却することも出来る。実証実験の終了時期は未定。
自転車のバッテリーは業者が定期的に巡回し、充電の残量を確認して交換しているが、念のため、利用前に残量を確認した方がよい。
シェアサイクル事業を行うOpenStreet(本社・東京都港区)の工藤智彰社長とモビリティプラットフォーム(本社・さいたま市大宮区)の石井敦社長がこの日、三郷市役所を訪れ、実証実験開始式典が行われた。
木津市長は「自転車も重要な交通手段。環境対策や健康増進にもつながる」と述べた。
また、工藤社長は「新たな公共交通手段で、新たなまちづくりを目指したい」と話し、石井社長は「安心、安全なシェアサイクルが出来るようサポートしていく」と強調した。
シェアサイクルは全国的に導入の動きが続いており、近隣では八潮市、草加市、東京都足立区などで実証実験が進められている。