草加商工会議所 3社にもそれぞれ
「人を大切にする経営」を実践する企業を表彰する、草加商工会議所(野崎友義会頭)の「草加でいちばん大切にしたい会社」大賞の表彰式が7日、東武スカイツリーライン草加駅前のアコスホールで行われ、「旭自動車ボデー」(草加市弁天、原賢治社長)が「大賞」を受賞した。
また、「特別賞」は美容室、ネイルサロン、まつげサロンを運営する「CS」(同市氷川町、逸見貞治代表)が、「会頭賞」はチョコレート製造販売業「フクイ」(同市弁天、西尾隆一郎社長)と建設業の「ナガヤス工業」(同市青柳、大根田長政社長)が受賞した。4社には野崎会頭から皮革製の記念の盾が贈呈された。
「旭自動車ボデー」は安定した業績の下、社員第一主義を掲げ、社員の食事補助など福利厚生が行き届き、障害者や高齢者の雇用も積極的に実施している。経営理念が社員に浸透しており、代表者が社員を大切にしていることが伝わる点が高く評価された。
原社長は「身に余る光栄。会長である父親から受け継いだ3箇条を胸に、今後も役員とともに会社を盛り上げて行きたい」と喜んでいた。
同大賞は、元法政大学大学院教授で、「人を大切にする経営学会」の坂本光司会長が提唱する「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」にならい、地域版として草加商議所が主催、同市が共催しているもの。「希望退職者の募集など人員整理(リストラ)をしていない」「仕入れ先や協力企業に対し、一方的なコストダウン等をしていない」「重大な労働災害を発生させていない」―など6つの条件に全て該当していることが条件。審査委員会が現地調査などを行い、各社の実績を確認して審査している。
4回目の今年は応募した会社が多く、甲乙付け難い会社も多かったことから、新たに「会頭賞」が設けられた。
また、この日は「草加モノづくりブランド認定証贈呈式」や、坂本会長による記念講演会「日本でいちばん大切にしたい会社~人を大切にする経営が地域を創る~」も行われた。