市社協通じ寄付
草加市苗塚町の内田佳伯さん(79)が9日、能登半島地震への義援金100万円を草加市社会福祉協議会( 乕溪文有会長)に寄付した。同社協から共同募金を通じ、全額、被災地に贈られる。内田さんは「寒さが厳しくなるため、光熱費などに充ててもらえば」と話し、同社協の猪俣裕嗣事務局長は「浄財は内田氏の思いとともに届け、広報活動などで広く周知させたい」と述べた。
内田さんは、特別養護老人ホーム草加園などを運営する社会福祉法人「草加会」の理事長で、「草加安行地区社会福祉協議会」の顧問も務めている。2011年の東日本大震災時には、炊き出しやランドセルの寄贈などに尽力。今回の寄付について、「親から自分のためでなく他人のためになるような生き方を教わってきたから」と照れ臭そうに話していた。
また、当日同席した安行ブロック長の荒木仁さん(77)によると、現在、町会、自治会、有志などから義援金を集めており、今後、社協を通じて約70万円を寄付する予定という。