保育現場など地域で活躍を
県内で唯一、「認定絵本士」の養成コースを持つ埼玉東萌短期大学(髙橋美枝学長、越谷市新越谷)に、今年度、52人の認定絵本士が誕生した。10月31日に行われた認定証伝達式で髙橋学長から認定証が授与された。
同資格を取得した櫻井萌々香さん(19)は「子どもたちがより多くの絵本に出会い、絵本を通じたコミュニケーションやスキンシップを取りながら人の温かさを感じるきっかけ作りをしたい」と決意を述べ、さらに「大人にも絵本を広められる認定絵本士になりたい」と話した。
また、川島萌夏(20)さんは「作者が作品を作った時の思いや読者に感じてほしいことなどをくみ取って、読み聞かせで伝えられる認定絵本士になりたい」と話していた。
学生を指導している幼児保育科の前徳明子教授は、「学生たちには今後、認定絵本士として、保育現場をはじめ地域などで絵本の楽しさやすばらしさを伝え、(さらに高度な知識や技能を求められる)絵本専門士を目指して頑張ってほしい。そのため、在学中にできる絵本に関するボランティア活動などをたくさん提供していきたい」と話している。