草加市

草加署が高齢者事故防止PR

 草加警察署は8月25日、東武スカイツリーライン草加駅の改札前周辺で、高齢の自転車利用者や歩行者を対象に事故防止キャンペーンを行った。

 同署管内の過去5年間の交通事故死者は平均8・8人だが、今年は8月5日時点で県内最多の9人となっている。このうち5人が高齢者で高齢者の交通死亡事故が増加している。死者5人のうち自転車利用者が4人、歩行者が1人だった。

 このため、同署は交通自己分析システムを活用し、高齢者の交通事故発生状況と居住地情報を重ね合わせ、多発地帯でのキャンペーンを実施した。同署員はじめ、市役所交通対策課職員らが、高齢者に反射材などの啓発品とチラシを配布し、「交通ルールを順守し、自転車利用のマナーを守ろう」と呼びかけた。

 啓発品を受け取った高齢者らは、「自分は大丈夫という思い込みがあった」「自転車の運転マナーをしっかり守りたい」などと話していた。