多くの人に浄瑠璃に親しんでもらおうと、第7回「浄瑠璃で楽しむ」が9月23 日、越谷市大沢の越谷大澤香取神社集会所で開かれた。同市在住の歌舞伎義太夫太夫、竹本泉太夫さん(72)が代表を務める「越ヶ谷宿で古典にふれよう会」が主催した。
シェークスピアの「ベニスの商人」を竹本さんが脚色した創作浄瑠璃「栄都ベニスの商人」は、再演ながら、縮緬(ちりめん)細工作家、曾田眞理子さん制作の仮面カーニバル人形も加わり、浄瑠璃の演奏とのコラボで一段と創造空間が広がった。
歌舞伎音楽の鳴物では、福原鶴十郎さんが鼓の音の仕組みをわかりやすく説明した。
越谷の風物詩を取り込んだ義太夫「越ヶ谷版団子売り」では、特別出演の藤間万吏也(まりや)さん、藤間清嘉寿(きよかず)さんの舞踊も入り、華やかな舞台となった。
紙芝居や大型スクリーンの絵と字幕もあり、観客からはわかりやすかったと好評だった。
越谷市/浄瑠璃を身近に 古典にふれ楽しむ 大澤香取神社で