草加市

草加市/「さわやかさん」浴衣で朝顔販売

 草加市松江の「まつばら綾瀬川公園」で2日、「第41回草加朝顔市」が開かれ、大勢の来場者でにぎわった。市内の鈴木園芸が栽培したもので、朝顔4株を植えた1鉢が1500円で販売されたが、約40分で完売する人気ぶりだった。

 1983年から続く、草加市の夏を代表するイベント。郷土意識の高揚や緑に対する親しみを深め、市内に緑を増やすことを目的に開催されている。最近は、直射日光をさえぎるグリーンカーテンとしても利用されている。

 コロナ禍の影響で、昨年までは規模を縮小して行っていたが、今年は規模を戻して開催。昨年より10鉢多い600鉢が用意された。
 この日は太陽が照りつける中、午前8時の開場前から市民らが長蛇の列を作った。事前PRにも一役買った「草加さわやかさん」の佐藤美咲さん、渡邉遥菜さん、栗田真帆さんの3人が、草加特産の浴衣を着て販売を手伝った。

 来場者は「朝顔市に来るのは久しぶり」「昨年は売り切れていた」「きれいな花が咲くかな」などと期待に胸を膨らませながら、好みの朝顔を次々と買い求めていた。

 朝顔市を主催する草加市観光協会の佐々木勲会長は、「朝顔は毎年人気でファンも多い。きれいな花が咲くよう世話をしていただき、花を見るたびに朝顔市のことも思い出してほしい」と話していた。