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豪雨に備え水防訓練 草加市職員、土のう作りを体験

土のう作りに挑む草加市の新任職員ら
土のう作りに挑む草加市の新任職員ら


 豪雨などの災害に備える草加市の「水防訓練」が19日、同市松江の建設部資材置き場で行われ、新任職員63人を含む約90人が土のう作りや水消火器による消火を体験した。
 出水期に入る6月を前に、全ての職員が土のうを作ったり積んだりできるようにと、同市が毎年実施している。指導に当たった市建設部や草加八潮消防組合の職員のほか、同市と災害時に一時的に避難場所を提供する協定を結んでいるサンキョー運営のアミューズメント施設SAPの従業員4人も参加した。
 参加者は、ラジオ体操で体をほぐした後、9班に分かれて土のう作りに挑戦。砂は重く、口もほどけないよう特殊な縛り方をするため、最初は悪戦苦闘する職員も。約1時間かけ、用意された11立方㍍の川砂から約1200袋の土のう袋を作った。
 土のうはいったん市内の消防署4か所に貯蔵され、災害時に必要とする家庭に配布される。
 新田サービスセンター勤務の大平健悟さん(20)は「力が必要で大変だったが、いい経験になった」と述べ、みんなでまちづくり課勤務の長谷川咲輝(さき)さん(23)は「訓練を生かして災害時は市民のために頑張りたい」と話していた。