江戸時代の俳人、松尾芭蕉と門人、河合曾良の像の「お身拭い」が14日、草加市の国指定名勝・草加松原周辺で行われ、子どもから高齢者まで約60人が参加した。草加宿神明庵運営協議会(青柳優代表)と草加市奥の細道市民推進委員会(細川恵子会長)が共催し、2人が旅に出発した5月16日を記念して行っているもので、今年で19回目。芭蕉像は札場河岸公園、曾良像は隣接するおせん公園にある。
参加者は像を足元から拭き上げ、脚立を使って頭や顔をきれいにしていた。
芭蕉が大好きという澤崎義紀さん(82)は「田舎が(富山県の)高岡で、芭蕉のゆかりの地。芭蕉の歴史をたどると面白いんだよね」とうれしそうに話した。
協議会の青柳代表(80)は「来年は国指定名勝になって10年目なので、もっと大規模にやりたい」と意気込みを示していた。 (都)
芭蕉・曾良像をお身拭い