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草加/明治安田 地元アスリートを応援

ゴルフ・森田選手に100万円

中村支社長(右)から支援金を贈られた森田さん
中村支社長(右)から支援金を贈られた森田さん

 越谷市在住で、女子プロゴルファーを目指す森田彩音さん(21)(那須小川ゴルフクラブ)が、明治安田生命保険埼玉東支社(中村朝啓支社長)が支援する今年度の若手アスリートに選ばれた。14日に同支社で行われた贈呈式で、支援金100万円と同社ロゴ入りゴルフボールが贈られた。
 明治安田は2020年から、オリンピック出場やプロ選手としての活躍が有望な若いアスリートを支援するため、「地元アスリート支援プログラム」を実施。今年度は全国約290人のエントリーから97人が選出され、同支社管内の県東部6市3町からは昨年度に続き森田さんが選ばれた。「森田さんは地元で広く知られ、特に越谷ではすごい声援がある。活躍することで地元のエネルギーが生まれる」と中村支社長は話し、社を挙げて期待を寄せていることを強調した。
 森田さんは3歳でゴルフを始め、小学1年生でデビュー。越谷市立光陽中から叡明高校へ進学し、初出場した県大会で優勝した。
 昨年度、初めて明治安田の支援を受けた森田さんは、茨城県坂東市の大利根カントリークラブで行われた「日本女子オープンゴルフ」に出場。「地元の人の応援がうれしかった」という。昨年11月には、越谷商工会議所主催の「プロスポーツを通じた地域のにぎわいづくりシンポジウム」にパネラーとして参加し、越谷盛り上げに一役買った。
 贈呈式で森田さんは、「今年も選んでもらいうれしい。まずはプロテストに合格すること」を第一に挙げた。これまで4回受けて、1度は最終で、3度は2次で落とされた。プロテストは合格率3%台の狭き門だ。「1日、ビッグスコアを出すようにしないと」と気を引き締めた。
 武器はドライバーで、飛距離240㍎の飛ばし屋だ。打撃練習は平日3時間、土日は午前8時から午後6時まで打ち込む。月に半分はコースに出る。週1回の筋トレも欠かさない。
 「森田さんが活躍すれば元気が出て、地元へ愛着も生まれる」と中村支社長。森田さんは「ゴルフを通じて地元に貢献していきたい」と笑顔を見せた。