ひと手間で食材に魅力
八潮市の所業施設「フレスポ八潮」がこのほど、「みんなで減らす❢フードロスイベント in YASHIO」を1階の中央広場で開催し、大勢の家族連れでにぎわった。

特に注目を集めたのは、フードロス(食べられずに捨てられる食品)のお菓子やジュースに「焼く、挟む、混ぜる」といった簡単なひと手間を加えるワークショップ。違う味のゼリー状のお菓子を混ぜ合わせるなど簡単なアレンジをしながら、食材の新しい魅力を引き出す。来場者たちは実際に作りながら、「おいしい」「見た目を気にせずに食べられる」などと喜び、「自宅でもやってみたい」と好評だった。


不ぞろいだったり日焼けでやや見栄えが悪くなったりしたブロッコリーや小松菜などの野菜や、出荷するには賞味期限が短くなってしまった菓子などが安く手に入る「フードロス販売コーナー」も人気。また、地場産野菜を使った「フードロス焼きそば」などの販売、米やお菓子のつかみ取りなどのアトラクション、ぬいぐるみや食用油の回収なども行われ、盛り上がっていた。


同施設では、地域が一体となって考える機会を提供したいとして、「消費者の意識を変える啓発活動を行い、市からフードロスを削減していきたい」とコメントしている。