八潮市

八潮/子どもが工場の仕事体験

楽しさ知って将来の〝夢〟に 7企業が出展

 八潮市の町工場などが集まり、子どもたちにものづくりを体験してもらう「子どもお仕事体験 in 八潮」(同実行委員会主催)が3月30日、TX八潮駅北口前のフレスポ八潮のイベント広場で開かれ、大勢の親子連れでにぎわった。

腹腔鏡手術の体験をする子ども


 同市近郊に拠点を構え、製造、ものづくりに関わる「山本工機」「扇ゴム工業」「ジェイクラフトマン」「赤塚製作所」「KOTOBUKI Medical」「ティアンドエスラボラトリ」「DekiTech」の7企業が、ハンドバッグの端材(廃材レザー)を使った「コインケースつくり」や打刻ポンチで自分の名前を刻む「アルミ刻印プレート」、レーザーによる「レーザー名入れ体験」腹腔鏡手術のトレーニング機器を使った「外科医体験」、お菓子を使った「調剤体験」など、自社の事業に関わるワークショップを出展した。開催前から長蛇の列ができ、子どもたちはスタートと同時にお目当てのブースに駆け寄り、ものづくりを体験しながら「楽しい」「お父さんに手伝ってもらった」と笑顔を浮かべていた。

 同市には川口市、さいたま市に次ぎ、県内3位の工場数がある。イベントは「工業のまち八潮」をPRし、町工場の魅力、技術体験の楽しさを伝えると同時に、子どもたちの将来の夢や共生のまちづくりにつながることを目的に開催された。