
越谷市宮前1にある手作り品の店「ホビートコさかまき」がこのほど、ちりめん細工の作品などの展示販売を行った。店内は春らしく、ちりめんで作られた人形、動物、花などで彩られた。
留め袖で作られ、悪いものを食べて黒くなるという「黒ウサギ」、縁起物や魔よけになる真っ赤な「吊つるし雛びな」など、手で一針一針縫ったものが並んだ。
店長の坂巻千代子さんは、30代の頃から手工芸で作品を制作。2004年に店をオープンし、自身の作品や手工芸教室の生徒による作品を展示、販売している。始めた頃は革工芸をしていたが、現在はちりめんを縫い合わせ、動物や人形や花を制作している。
4月には、5月の端午の節句に合わせて、男の子の吊るし雛、アヤメなどで模様替えをする。「伝統的手工芸をぜひ一度直に見てすばらしさを肌で感じてください」と坂巻さんは話している。
<問い合わせ>
ホビートコ・さかまき(同市宮前1の21の13)
☎964・3086