吉川市

吉川/帰宅困難者を支援、ポラスと災害協定

協定を締結した吉川市の中原市長(左)とポラスの中内代表
協定を締結した吉川市の中原市長(左)とポラスの中内代表

 吉川市はこのほど、ポラス(中内晃次郎代表取締役)、ポラテック、グローバルホーム、ポラス暮らし科学研究所と「災害時における帰宅困難者一時滞在施設の提供並びに防災倉庫の使用に関する協定」を締結した。
 台風、豪雨、地震などの災害時に、市の要請をプンしたポラスの複合施設「ポラステクノシティ」を帰宅困難者の一時滞在施設として提供する。
 また、同施設の一部を防災倉庫とし、3日分の水や食料、生活必需品を用意する。ポラスグループの中内代表は、「帰宅困難者60人程度が3日間滞在できる。地域との共助は地域活性化につながり、安心安全な暮らしへとつながる。吉川美南東口区画を最大限利用していきたい」と話した。
 一方、中原恵人市長は「この地でポラスの住宅に5000人近い市民が住むことになる。木材の文化や市民の学びの場などさまざまな面で連携したい。これが初めの一歩」と強調した。
 同市内ではこれまでに、東日本大震災を含めて2回ほど帰宅困難者が出ている。