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松伏・越谷/バスやタクシーに興味を

官民が乗り方教室

バスの運転席に座り喜ぶ子ども
バスの運転席に座り喜ぶ子ども


 「バス・タクシーの運転手になってみませんか?」をテーマに、「公共交通担い手確保フェア」が3月15日、松伏町の県営まつぶし緑の丘公園で行われ、家族連れなどでにぎわった。
 バス・タクシー運転手の魅力を発信するとともに、多くの人に公共交通を楽しんでもらおうと、越谷市、松伏町、県乗用自動車協会東部支部中央ハイタク協議会、同市路線バス活性化促進協議会が主催した。
 屋内では、バス・タクシーの仕事を動画で上映。仕事に興味のある人には個別相談会が開かれた。
 一方、屋外ではバス・タクシーの実物を展示。タクシーでは、車いすによる乗車デモンストレーションや乗車体験、バスでは「乗り方教室」や、子ども用制服・制帽を身につけての運転席での撮影会などが行われ、親子連れが楽しんでいた。また、子どもたちはスタンプカード兼クイズ用紙をもらい、場内を回っていた。
 バスのハンドルを初めて握った柚奈さん(9)は「ハンドルが重かった。ボタンがいっぱいあってびっくりした」。春日部から来た田辺悠真くん(1)は乗り物が大好きで、ハンドルと制帽をなかなか離さなかった。
 乗車体験イベントは昨夏に続き2度目。「子ども連れが来てくれる。ドライバー確保にはなかなか結びつかなくても、バスやタクシーがどういうものか見てもらい、興味を持ってもらうことが大事」と、大都交通の会田皓章代表取締役はイベント開催を喜んでいた。