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越谷/全学年交流目指す

ボッチャ大会に児童歓声 越谷・桜井南小

ボッチャで対戦する桜井南小の児童たち
ボッチャで対戦する桜井南小の児童たち

 越谷市立桜井南小学校(秋山弘幸校長)は2月26、27の両日、昼休み時間を利用して「全校児童でボッチャ大会」を行った。きっかけは、ある5年男子が「全校児童でドッジボール」の企画書を秋山校長に提出したことだった。話し合いの結果、種目は誰もができる「ボッチャ」に決まり、72チーム535人が参加した。
 一昨年12月、1人の児童の発案で「全校児童でかくれんぼ」が行われたのに続く第2弾。児童間の交流や協力する姿勢、学校生活の充実などが目的だ。児童は、1年生から6年生までの縦割り班(異学年集団)でチームを結成。試合は、各教室で行う簡易的なルールだ。
 本来なら、最後に白球(ジャックボール)の近くに自球(カラーボール)のあるチームが勝ちとなる。だが今回は、昼休みという時間制限もあり、ジャックボールに自球を当てた回数で勝負を決めた。初日に予選会を行い、トップの得点を取った6チームが決勝へコマを進めた。
 決勝戦は、同校の「南っ子ホール」で行われた。1球投げるごとに、「わーっ」と歓声が上がり、「ナイス」「いいぞ」などと大きな声援が飛び交った。その中で、もっともジャックボールに球を当てた6年3組グループの3号車チームが優勝を飾った。「ボールに当たった時の『ナイス』のかけ声とか、みんな一丸となった」と小5女子。低学年の児童も興奮気味に「優勝してうれしい。楽しかった」などと話した。
 秋山校長は「ボッチャはパラリンピック競技で、小さい子でも全力で活躍できる。全校児童でやる時は力の差が出ないことが1番。1年生から6年生までよく頑張ってくれた」と、今回も全校イベントを大いに楽しんでいた。

優勝した6年3組グループの3号車チーム
優勝した6年3組グループの3号車チーム