草加市

草加/野球教室に100人 上達のコツ学ぶ

 「草加市スポーツ協会」(谷古宇勘司会長)と「草加市野球連盟スポーツ少年団野球部会」(足立博行会長)は2月23日、草加公園多目的運動広場で初の「埼玉西武ライオンズベースボールクリニック」を実施し、市内のチームに所属する小学5・6年生約100人が参加した。

綱島龍生コーチから打撃の指導を受ける児童


 講師はライオンズ公認の野球教室「ライオンズベースボールスクール」でアカデミーコーチとして活躍している白崎浩之さん(34)、綱島龍生さん(25)、高橋朋己さん(36)の3人。走塁やキャッチボールなどの基本から、守備、打撃練習まで幅広く指導した。

 走塁練習では白崎さんが「一塁のベースを駆け抜けるだけの時は全速力で、かつベースの腹を踏むこと」と指導。「高いレベルで出来るよう練習を」と伝えた。次に高橋さんは、違うチーム同士で子どもたちを組ませてキャッチボール。「相手に気を使うことが大事。また、人より多く投げることで上達する」と伝えた。


 続いて内野手、外野手、バッテリーに分かれた守備練習で外野手を担当した綱島さんは、お腹の当たりでグローブを上向きにして捕球するポケットキャッチを教え、「距離感をつかむことがフライを取る上で重要」とし、遠投する時は「大きくジャンプするイメージで勢いをつけて送球すること」と教えた。その後、4列に並び、1人4球の打撃練習。白崎さんは「教えたいことはたくさんあるが、まずはステップした足の横くらいで打てるように」と伝えた。


 青柳バッファローズ主将の近藤奏斗君(11)は「骨折していたので直接練習に参加することはできなかったが、練習方法など多くのことを教えてもらいためになった。今後の練習や試合で生かしたい」と話していた。

 白崎さんは「限りある時間だったがよく学んでくれた。練習時にはただ100球をこなすより、いろいろ考えながら実りのある1球を大切にして」と子どもたちを激励した。

教室終了後には児童らからお土産がコーチ陣に手渡された


 同ベースボールクリニックは今回が初開催。子どもたちの技術向上はもちろん、心身の健全育成を目的としている。