松伏町

松伏/自主防災会が避難所訓練

段ボールベッドを組み立てる参加者たち
段ボールベッドを組み立てる参加者たち


 松伏町築比地下自治会連合会・同自主防災会(戸邉信夫会長)はこのほど、同町北部サービスセンターで防災訓練を実施した。訓練はコロナ禍のため4年ぶり。
 この日はあいにくの小雨だったが、61人が参加。同町の防災担当者と地元・同町消防団第7分団の指導の下、「炊き出し訓練」として、薪とわらを燃料としてかまどでご飯を炊き、豚汁を作った。かまどや鍋、釜は防災倉庫に保管してあったものの、「使ったのは初めてで、実際にご飯が炊けるか心配した」(戸邉会長)というが、参加した女性たちの協力で塩味としょうゆ味のおいしいおにぎりができあがった。
 その後、センター内のホールで3班に分かれて、「避難所設置訓練」として、段ボールベッドと仮設トイレの組み立てを行った。
 訓練の最後には、昨年1月の能登半島地震で現地に派遣された町の防災担当者から体験談を聞きながら、できあがったおにぎりと豚汁を味わった。
 戸邉会長は「高齢者でも参加しやすいメニューとしたため多数の参加者があり、交流が図れた。いざ災害という時に地域連携の一助になればありがたい」と話していた。