草加市

草加/児童と花を植栽 草加の「友隣会」

 草加市谷塚地区を中心に、社会教育やまちづくりの推進を軸に活動している市民団体「友隣会」(後藤一彦会長)が2月27日、市立谷塚小学校(菅野光三校長)の自然委員会に所属する5、6年生ら約20人と植栽を行った。

児童と植栽を行う「友隣会」の後藤会長 (右から2人目) ら


 植栽を行ったのは校舎とグラウンドの間にある長さ約40㍍の花壇。「友隣会」がポットに入ったパンジーとビオラ計240鉢を用意し、メンバーが植え方の注意点などを丁寧に説明した。子どもたちは「楽しい」「踏まれないといいな」などと言いながら、メンバーと一緒に1鉢ずつ手早く植えて行った。植えた後はじょうろで優しく水をまき、笑顔を見せていた。

「友隣会」のメンバーに教わりながら、ていねいに1鉢ずつ植える児童ら


 自然委員会の委員長、6年生の熊谷裕愛さん(12)は「自分たちが卒業し、その後に入学してくる新1年生が花壇を見てきれいと思ってくれればうれしい。今後もきれいな花が増えてほしい」とうれしそう。菅野校長は「自分の親より年上の世代と交流できる機会は珍しい。地域の人々の知恵を吸収すると共に、子どもたちに人や物を敬う気持ちが育てばありがたい」と話していた。

 「友隣会」の後藤会長は、「地域のことを学びながら、子どもたちが自ら進んで行動したいという気持ちを持てる環境を作っていきたい」と述べた。
 また、「友隣会」のメンバーらは実施日の10日ほど前にツルハシなどで花壇の土を掘り返し、子どもたちが植栽しやすい環境を整えていた。