吉川市

吉川/新年度予算案 一体的な相談体制286億円


 吉川市の新年度当初予算案は、一般会計が過去最高の285億5900万円で、前年度比2・8%増となった。特別、企業両会計を合わせた総額は523億5858万円で、同6・3%増。
 主な事業は、妊産婦、子育て世帯、子どもに対し一体的に相談支援を行う「子ども家庭センター」を新設するとともに、新たに「子育て世帯訪問支援事業」を開始する委託料など「児童健全育成事業」に2862万円。今年度から南中学校に試行的に設置した校内スペシャルサポートルームを中央中学校にも開設し、不登校支援をさらに拡充するなど「健全育成活動事業」に2140万円。
 障害者活躍の場として販売ブースを設置するなど「重度障がい者支援事業」に2億3141万円。情報コミュニケーションに困難を抱えた障害者のため、災害時などに使用できるコミュニケーション支援用のバンダナ作成など「障がい者日常生活支援事業」に6466万円。
 吉川美南駅東口周辺地区を流れる上第二大場川の護岸工事などを行う「準用河川改修事業」に1億4625万円。排水ポンプ設備の更新などを行う「総合治水事業」に7582万円。中曽根跨線橋(こせんきょう)アプローチ橋の補修設計業務委託料など「橋りょう維持補修事業」に4495万円。
 多目的グラウンドなどの「スポーツ施設整備事業」に3億2949万円。「越谷総合公園川藤線」の新川橋―東埼玉道路区間で予備設計などを行う「都市計画街路整備事業」に4745万円など。