八潮市

八潮/新年度当初予算案 小学校の新設など440億円


 八潮市の新年度当初予算案は、一般会計が過去最高の439億6000万円で、前年度比19%増。国保、介護保険などの特別会計、水道などの企業会計を含めた総額は744億6612万円で、同13・3%増となった。
 主な事業は、TX(つくばエクスプレス)八潮駅周辺の児童数増加による小学校の教室不足に対応するため、2027年度の開校に向けて、新設小学校の建設工事を行う「新設小学校施設整備事業」に27億2206万円。児童生徒や教職員の学習系ICT(情報通信技術)機器やソフトウェアの管理・運用・支援などを行う「学校ICT教育推進事業」に3億5032万円。
 また、旧庁舎解体工事完了後に新庁舎北側外構工事で来庁者の駐車場やバスロータリー、中央広場の整備を進める「新庁舎周辺の整備事業」に9億7714万円。経年劣化が進む古新田保育所の建て替えを行い、待機児童の解消を図る「古新田保育所再整備事業」に10億8600万円。
 さらに、いつ起こるかわからない災害に備え、市地域防災計画で定めている想定避難者数に応じて、簡易トイレなどの備蓄品の補充や、マンホールトイレ用便器一式を購入する「備蓄物資整備事業」に2827万円。帯状疱疹(ほうしん)ワクチンの定期接種化やHPV(子宮がん予防)ワクチン接種の推進を図り、感染症のまん延予防や個人の発病・重症化を防止する「予防接種委託料(帯状疱疹ワクチン等)」に2億3933万円などとなっている。