越谷市

越谷/ロウバイが見頃

春の甘い香り 越谷・花田苑で

越谷・花田苑で見ごろになったロウバイ
越谷・花田苑で見ごろになったロウバイ

 越谷市花田の「越谷市日本庭園花田苑」で、甘い香りを漂わせ、黄色い花をつけるロウバイが見頃を迎えている。ロウバイはロウバイ科に属し、ウメと同時期に咲き始める。名前からしてもウメの仲間と思われがちだが、ウメのバラ科サクラ属とは別科の植物だ。
 中国原産で、日本へは江戸時代に渡ってきた。現在は、世界中の温帯域で観賞用に栽培されている。種子などはアルカロイドを含み有毒だが、つぼみなどを生薬とすることもある。語源は、陰暦の12月にあたる朧月(ろうげつ)に咲くためとする説がある。
 同園では、1月下旬に咲き始めた。他に、ハクバイやコウバイ、サザンカやカンツバキが徐々に咲き始め、苑内を彩っている。ロウバイは3月上旬まで楽しめる。また、2月中旬にはミツマタが咲き始め、55本植えられた白と紅のウメと合わせて、苑をにぎわせてくれそうだ。
<問い合わせ>
越谷市日本庭園花田苑☎962・6999