越谷市

越谷/喫煙所設置の要望書提出

6団体 越谷市に進展求める

福田市長(左から3人目)に要
望書を手渡す金子・南越谷一丁目自治会会長(同5人目)ら
福田市長(左から3人目)に要望書を手渡す金子・南越谷一丁目自治会会長(同5人目)ら

 南越谷一丁目自治会と南越谷四・五丁目自治会、南越谷商店会と新越谷西口商店会、越谷市たばこ販売促進会と埼玉東たばこ商業協同組合(以下、2たばこ組合)の計6団体は1月31日、南越谷・新越谷エリアでの公衆喫煙所の設置を求める要望書をとりまとめ、南越谷一丁目自治会の金子隆雄会長から同市の福田晃市長に手渡した。
 内容は、①南越谷・新越谷エリアを第1弾とした「閉鎖型公衆喫煙所」の新規設置を改めて強く要望する②同喫煙所の整備に際しては、同市に毎年約25億円納税されている「たばこ税」の一部を活用して設置していくことを強く要望する―の2点。
 これまでも、たばこ組合や自治会、商店会などが市に要望してきた。2たばこ組合は一昨年12月、市民から集めた署名を添えて、公衆喫煙所の新規設置を要望。昨年2月には、両自治会と両商店会が要望している。
 だが、その後「市として前向きかつ積極的に検討を進めているが、なかなか進展がない」として、今回、6団体として再度、要望書を提出することになった。要望の理由として、地域の分煙環境が整っていないため喫煙者、非喫煙者の双方にとって過ごしにくい環境となっていることや、吸い殻のポイ捨てで町の美化が損なわれていることを挙げている。
 「たばこを吸う人吸わない人が共存できる社会の実現、南越谷・新越谷エリアのさらなる活性化と魅力ある街づくりに市のお力を早期にお借りしたい」と6団体は訴えていた。