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春日部/2社が福祉団体に食品を寄贈


 埼玉県を中心に総合ドラッグストアを展開する(株)セキ薬品(本社・宮代町。関善夫社長)と(株)埼玉りそな銀行(本店・さいたま市浦和区。福岡聡社長)は、春日部市内で児童養護施設などを運営する社会福祉法人「子供の町」(齊之平伸一理事長)に、フードドライブで集めた食品を寄贈することを決めた。12日に同銀行春日部支店で贈呈式を行う。
 同薬品はフードロス削減の一環として、大野元裕県知事による食品ロス防止の呼びかけを店内放送で流し、棚の商品を賞味期限の早い手前から取る「てまえどり」運動を推進するとともに、フードドライブを実施している。
 また、同銀行は各支店の従業員によるフードドライブを実施したり子ども食堂を支援したりするなど、銀行全体で子ども支援を続けている。
 春日部市と同銀行は包括的連携協定を結んでおり、このうち「子育て支援、子ども・青少年育成に関すること」や「SDGs(持続可能な開発目標)の推進に関すること」として、同薬品との共催事業として寄贈を実施するもの。同銀行は昨年も「子供の町」にフードドライブで集めた食品約500品を寄贈している。
 「子供の町」は戦後間もなく設立された歴史を持ち、市内で「子供の町」、「エンジェルホーム」という二つの児童養護施設(定員計139人)を運営しているほか、診療所「子供の町クリニック」も運営している。