三郷市立彦郷小学校(川島明校長)で1月24 日、明治安田生命保険相互会社の協力を得て、「契約」をテーマに「お金と保険」について学ぶ出張授業が行われた。
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授業は5年生57人が対象で、講師を務めた同社埼玉東支社の中野俊之さんがクイズ形式で進めた。中野さんは「売買契約」の基本について、原則的に購入者の勝手な理由や都合で商品を返品することはできないことなどを教えた。また、購入時には「予算」などの「計画性」と、お店の人の説明を聞いたり自分で情報を集めたりして、最終的に必要な物かどうかの「判断」が大切と強調した。
一方で、だまされたり無理やり買わされたりした物は、消費者を守る法律や制度によって、返品や返金ができるシステムがあると説明し、「まずはすぐに周囲の大人に相談を」と伝えた。「家に帰ったら保護者と今日の授業について話してほしい」と話すと、子どもたちは真剣な顔でうなずいていた。
川島校長は「今後、スマホやインターネットを利用する時には、安易に課金せず、事前に親と相談して計画的にお金を使ってもらいたい。それが自分たちの身を守ることにもつながる。リスク回避の選択肢も頭の中で描いてもらえれば」と話していた。