「宮沢勝之と仲間たち いのちたちの詩~子どもシェルターを応援するチャリティコンサート~」がこのほど、三郷市鷹野の鷹野文化センターで開かれ、多くの来場者でにぎわった。
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オープニングは、2016年に同コンサート実行委員の宮嶋圭さんらの呼びかけで集まった「ひまわりのぞみ合唱団」が務め、「ビリーブ」など3曲を手話を交えて披露。1987年にダウン症の子どものために開発された弦楽器「ヘルマンハープ」や打楽器「ツリーチャイム」(ウィンドチャイムとも)も合唱に加わり、東京・北区で民間の子どもシェルターや自立援助ホームを運営する「カリヨン子どもセンター」の利用者たちも参加した。
また、シンガーソングライター宮沢勝之さんは、40年以上の活動歴の中で同市内の学校や病院、施設で歌い続けてきた曲を歌った。宮沢さんの呼びかけで観客たちが舞台で思い思いのステップを踏むダンシングタイムなどもあり、会場は大いに盛り上がっていた。
コンサートの利益は全て「カリヨン子どもセンター」に寄付された。
同センターの相川裕理事長は「活動開始20年、利用者は延べ550人になるが、公的な運営費補助は十分でなく、不足分は寄付に頼んでいる」とした上で、「温かなまなざしを持ち続け、コンサートを開催してくれたことに感謝しかない。活動を知り、近くに困っている子や若者がいたら紹介してほしい」と話していた。
宮沢さんと宮嶋さんは5月25日にも同センターで、チャイルドラインを応援するチャリティーコンサートも行う予定だ。