2017年に第4回高校生直木賞を受賞した草加市在住の作家、須賀しのぶさん(49)が6日、母校の同市立新田中学校(小林和広校長)を訪れ、中学生たちにメッセージを送った。
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今年9月、須賀さんが母校の県立浦和第一女子高校を訪れ、高校生たちに応援メッセージを送ったことを知った新田中の小林校長が、「うちの生徒にもぜひ応援メッセージをいただけないか」と草加市役所を通じてリクエストを送ったのがきっかけ。
小林校長の願いを聞いた須賀さんが、「先行き不透明な今の世の中でも、思いをメッセージにして伝えたい」と快諾した。
この日、生徒を代表し生徒会長の木村沙羅さん(14)(3年)と作家志望の嵯峨和真君(15)(同)が須賀さんと対面。「卒業以来、初めて母校を訪れた」と話す須賀さんを図書室に案内したり質疑応答したりした。
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生徒と交流し、色紙にサインと応援メッセージを書いた須賀さんは、「生徒たちに今はまっているラノベ(ライトノベル=アニメ調のイラストを多用し、青少年や若年層を読者層にした小説)を教えてもらった。仕事が一段落したら読むのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
須賀さんと交流を深めた嵯峨君は「プロの作家の話が聞けて、未来への見通しがついた。もっと須賀先生と話したかった」と言い、木村さんは「努力を惜しまずに続けて来た話を聞き、自分も目標に向かって努力したい」と目を輝かせていた。