河川に不法投棄された自転車のサルベージ(引き上げ)活動が4日、草加市内の伝右川で行われ、中高生や獨協大学の学生、同市職員ら40人が参加した。
市内の河川などで2001年から清掃活動を行う「FSCサルベージ協会」(七里順量会長)が主催した。
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参加者らは同市北谷2丁目の「北谷第3児童遊園」に集合。2組に分かれ、1組は同公園付近から、他の1組は東京外環道の交差する場所からサルベージ活動をスタート。水中に沈む自転車を見つけると、フックの付いた約15㍍のロープを川に投下し、汚れが堆積した自転車を数人がかりで引き上げた。
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途中、雨で作業は中止されたが、全部で自転車5台を回収した。回収した自転車は草加警察署で盗難車両の照合を行い、判別がつかないものは、越谷県土整備事務所に引き渡すという。
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会長の七里さん(59)は「川をきれいにする意識を、市内だけじゃなく県や国まで広げていきたい」という。参加した草加市立新田中1年の林柚音さん(12)は「捨てるのは簡単かも知れないが、ヘドロが多くついた自転車は重く、引き上げるのにとても苦労した。河川へのごみ投棄はやめてほしい」と話していた。