トップニュース

現職、新人の一騎打ちか・松伏町長選、11日告示、16日投開票

2021.5.3(松伏町)
ニュース写真
 任期満了に伴う松伏町長選は11日告示、16日投開票される。再選を目指す現職の鈴木勝氏(66)(無所属)と、新人で同町議の鈴木勉氏(65)(同)の2人が出馬を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。3月1日現在の選挙人名簿登録者数は2万4543人(男1万2357、女1万2186)。

【鈴木 勝氏】
 鈴木勝氏は「高齢化施策や未来ある子どもたちへの公園整備など安全・安心なまちづくりを目指し、町民の皆さんとアイデアを出し合いたい。私の基本理念『各世代が笑顔あふれるまちづくり』を進めるために、町政を運営したい」と再選を目指し、出馬表明した。

 2040年までの同町の人口推移を見ると、15歳から64歳までの「生産年齢人口」が1万7000人台から9000人にまで落ち込むことが予測され、「生産年齢人口の減少をいかに抑え込むかが、町の緊急課題だ」と見る。

 「住み続けたい街づくりに力を入れる。各世代が笑顔あふれ、自慢できる街にするために『道の駅』の整備に力を入れる。町の特産物の販売のほか、バスターミナルの機能を併設させ、交通網の充実を図る」という。

 1期目を振り返り、「小中学校全校にエアコンを設置し、教育環境の充実を図った。赤ちゃんから高齢者までが集える『多世代交流学習館』を設置し、多くの世代の交流が始まっている。乳幼児ハイハイ広場やバスケットボールのできる公園を整備した。今後の産業や雇用の拠点ともなる松伏田島産業団地を着工した」と実績を強調する。

 今後の4年間については、「課題となっている交通不便地域の移動手段を確保し、東埼玉道路と県道浦和野田線の早期開通を目指す」とし、「住宅地への大型車の交通量の減少や住民の住みやすさ向上を目指す」という。

 また、地域産業の充実では、「松伏田島産業団地の誘致を進め、住民の職場の確保、通勤時間の短縮、ライフワークの改革を目指し、人口の維持・増加を図る」としている。

 鈴木 勝氏(すずき・まさる)松伏町長。社会福祉法人「愛抱会」前理事長、テニスクラブオーナー、保護司。東京農業大学卒。1983年に「かしのき保育園」を設立後、1995年4月から町議6期務めた。母、妻、娘の4人家族。松伏町松伏188の1。松伏町出身。66歳。

【鈴木 勉氏】
鈴木勉氏は「町内に建設が計画されている、道の駅は15億円を超える高額な建設費がかかるのに加え、収益見込みが甘い。町財政のひっ迫を招く。計画を即時中止にする」と現町政を批判して出馬を決意した。

 このまま、道の駅をつくると「毎年1億円以上の赤字が続き、その先には、町民の福祉などの住民サービスの切り捨てや、引き下げだ。松伏の破滅をもたらしかねない」と危惧する。

 人口が減り続ける松伏の新たな拠点として、「松伏第二中学校北側農地は約15fと広大で住宅用地と商業地として、新たに開発する。土地区画整理方式で事業化し、中央に公園、西側に商業施設をつくり、利便性を向上させる」という。

 教育関連では、「ゆとりある教育と学力向上に向け、小中学校に町独自の臨時教員を雇用し、少人数の30人学級を実施する。小学校まで2`以上の通学児童の負担軽減と安全確保のためにスクールバスを運行する」という。

 元町職員。主に福祉畑を歩んだ。ケースワーカーとして、住民と接する機会が多く、介護保険の窓口も経験した。町職員退職後の2012年4月に、町議会議員に初当選し現在3期目。

 「近隣市に比べ、町内の道路は亀裂や穴が開き、でこぼこ道が多い」と指摘し、「傷んだ道路の補修が先送りされている。道路補修予算を増額し、住民の安全を確保する」という。

 新型コロナウイルス対策として、「65歳以上の高齢者や障害者手帳を持っている人全員に無料のPCR検査を実施する。小中学校の教職員、保育園、幼稚園の全職員、介護保険事業者、障害者施設の全職員にも実施したい」とする。

 このほか、「総合公園、記念公園をリニューアルし、夜間でも散歩やランニングが可能な遊歩道の補修と園内灯を増設する。住民参加条例を制定し、住民参加のまちづくりを進めたい」としている。

 鈴木 勉氏(すずき・つとむ)松伏町議会議員。元同町職員。自治労松伏町職員組合の書記長や執行委員長などを務め、住民団体「松伏町の合併問題考える会」事務局長を務めた。 県立越ヶ谷高校卒。2012年4月から町議3期を務めている。妻、娘の3人家族。松伏町下赤岩239。松伏町出身。65歳。
>戻る