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キッチンカーで街おこし・市移動販売車協会が旗揚げ

2019.10.21(草加市)
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 草加市や近隣で営業する“キッチンカー”の経営者らがこのほど、「草加市移動販売車協会」(遠藤ひとみ代表、会員12人)を旗揚げし、「草加宿場まつり」(6日)会場で活動をスタートした。イベント主催者からの出店依頼や相談に応じる窓口となる一方、同業者の出店確保にもつながる。さらに、災害時にはキッチンカーの利点を生かし、避難所などでのボランティア活動も視野に入れている。広くまちの活性化を目指したキッチンカーの同業者団体は県内では初めてという。

 協会発足を呼びかけたのは、クレープのキッチンカーを営業する遠藤ひとみさん(50)(同市谷塚町)。専業主婦だった遠藤さんは2年前、県主催の女性創業セミナーを受講して開業。地域のイベント会場で出店販売していたが、イベント主催者は販売コーナーを設ける際には高齢化もあり、「テントや机などの準備、撤去が大変」で、業者に出店を依頼しようにも、どこに連絡したらよいかわからない、という悩みを抱えていることがわかった。

 キッチンカーが出店すると、会場に車で乗り入れるだけで、手間がかからずにぎわいができると地域住民らから好評だった。

 キッチンカーは個人事業主。自分で出店場所を探すほか、仲介業者を通して出店するケースが多いが、仲介業者を通すと主催者に仲  介料などのコストがかかる。   

 このため、遠藤さんは主催者側が余計なコストをかけずにキッチンカーを呼べ、同業者も出店場所の確保ができる窓口を――と同業者らに協会発足を呼びかけた。

 「安心安全な食の提供、地域の活性化につながる活動」を目的に、@お客を第一に考え商材にこだわり、おいしいものを提供する志があることA県内一円での営業許可証を取得BPL(生産物賠償責任)保険に加入、現在も過去も反社会勢力と関係がないこと――との規約を作り、会員を募集している。

 協会は出店依頼者とキッチンカー経営者の運営者のパイプ役となる一方、キッチンカーの新規開業を目指す人向けの勉強会や育成も行っていくという。さらに、発電機を装備し、移動もしやすいキッチンカーの利点を生かし、災害時の活用など社会貢献活動も考えている。

 遠藤さんは「台風被災地で炊き出し活動をした会員もおり、今後、被災地での支援活動や地元での災害発生時にもお役に立ちたい」と話している。同協会は毎月1回、綾瀬川の和舟乗船体験会と、同時開催の「川の駅そうか村」で出店しているほか、11月16、17日の「彩の国食と農林業ドリームフェスタ」(草加市)でも出店予定。

 <問い合わせ>草加市移動販売車協会の遠藤代表TEL080・1143・7065。
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