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「八潮らしい住宅」に星印・「街並み景観・認定制度」スタート

2019.9.30(八潮市)
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 八潮市は、民間事業者の新築の戸建て分譲住宅を対象に、「八潮らしい街並み景観にマッチする認定要件」に適合した住宅に対し、”星マーク”を交付する「八潮らしい街並み景観・分譲住宅認定制度」を創設した。 今月から認定申請の受付をスタートした。星マークは、住宅の性能を保証するものではないが、市が一定の評価をすることが、事業者にとって大きなメリットとなる。同市は「自治体と事業者が連携する全国的にも珍しい制度」とし、「周囲と調和した将来の八潮らしい景観をつくるためのステップに」と意気込んでいる。

 認定制度は、道路に面した3戸建て以上、一戸あたり100平方bなどの分譲住宅を対象に、認定項目に適合した数に応じて、市が星マークを1つから3つまで交付するもの。

 主な認定項目は@道路面の外壁の一部に自然素材(木、漆喰など)や、木目調の外壁材を使用するA通りから見える場所に中高木を配置するB道路面に屋外照明を設置する――など必須6項目すべてに適合すると星マーク1つの認定となる。

 さらに「道路・隣地境界部を生け垣にする」「玄関にゆったりしたひさしや軒下を設置する」努力項目(16)のうち、5項目をクリアすると星が2つ。10項目以上だと星3つとなる仕組み。

 事業者は、同市のキャラクター”ハッピーこまちゃん”イラストが入った星マークを募集チラシなどで使用できるほか、市ホームページにも認定物件の場所などが掲載され、「信頼度の向上」「他の分譲住宅との差別化」といったメリットがある。

 同市は、この星マークで「八潮らしい街並みを点から面へ広げていきたい」(市都市計画課)という。

 同市は、つくばエクスプレスの開業で急速な都市化が進む一方、乱開発が懸念されてきたため、2008年、「八潮街並みづくり100年運動」事業をスタート。商工会や建築、風景関連学部がある日本工業大学、東京理科大など5大学と連携して、市内の風景や資源、歴史遺産などを調査し、検討を重ねてきた。

 その成果として、13年に「やしお家づくりマナーブック」を作成し、地域に調和した外観や空間、自然環境に配慮した家づくりのモデルプランやアイデアを盛り込んだ。同ブックに沿った戸建て住宅に百万円を補助する制度も実施し、これまでに4件が建築済みだ。

 今回の認定制度について、多くの業者が関心を示しているという。同市の内海光章・都市計画課長は「この制度により定住を促進し、住宅購入者に、街づくりへの参加意識を持ってもらい、

市民、事業者の景観への関心度を高めていきたい」と話している。

 <問い合わせ>八潮市都市計画課TEL996・2111。
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