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自治会が「優待カード」・南越谷地区連合会、地元の店で特典

2019.8.26(越谷市)
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 越谷市南越谷地区の27自治会でつくる「南越谷地区自治会連合会」(清水俊也会長、8697世帯)は来年1月から、自治会加入者が地元商店で優待サービスを受けられる「なんこし自治会優待カード」を発行する。協力店舗でカードを提示すると、割り引きやプレゼントなどの特典がある。会員証に当たるカードで、住民の一体感や災害時に役立つ「顔の見える関係」を築くのが狙い。自治会加入率は同市全体で64・7%と、ピーク時(1983年の96・8%)から32・1?も低下しており、同連合会は「優待カードを加入促進にもつなげたい」としている。

 自治会カードは、県内では和光市自治会連合会で発行されているが、県東部では初めて。

 対象世帯は、南越谷地区の27自治会に加入している計8697世帯。今年12月にキャッシュカード大のカードを、自治会加入世帯1世帯につき1枚配布する。カードに自治会名や世帯代表者の氏名などを記入して使う。有効期限は2023年3月末まで。

 同連合会は現在、協力事業者を募集しているが、サービスとして想定しているのは、商品の割り引きや飲食店での「大盛り無料」や「ドリンク1杯プレゼント」など。さらには、クリーニング店の「ワイシャツ1枚無料」、電気工事店やリフォーム工事店での「施工代金の割引」などを想定しており、特典は各事業者が自由に設定できる。各自治会長が地元商店を回り、協力を依頼している。

 協力店側のメリットとして、店舗情報を越谷市公式ホームページ内の「自治会連合会」のページに無料掲載してPRできる。また、「協力店舗ステッカー」と「協力店舗ミニのぼり」が無料で提供され、宣伝に利用できる。各店では、ステッカーに特典内容を書いて、店内や店頭の見えやすい場所に提示し、自治会員に買い物利用を促していく。

 清水会長(81)は「この35年間、自治会加入率が低下し、世帯数が増えても会員が増えない状況が続いている。地域イベントで加入促進のキャンペーンをしても効果がなかった。加入のメリットがないことも未加入の理由と考え、カード発行を考えた」と話す。

 カード発行に際し、同市の自治会加入促進事業として、年間50万円を市が負担し、南越谷地区センターがカード発行の事務局となる。同センターの坂巻孝二所長は「自治会の加入率低下は深刻で、災害時の避難所運営に支障をきたすことも考えられる。地域の魅力向上や災害時に助け合えるまちづくりを進めていきたい」としている。

<問い合わせ>南越谷自治会連合会事務局TEL990・1200。
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