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学生が企業PRに挑戦・市内8社の動画を制作

2019.1.28(草加市)
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 「学生の目線で市内企業の魅力を引き出して」――こんな草加商工会議所の要請に応え、獨協大学(草加市学園町)の学生グループが今、市内企業のCM動画制作に取り組んでいる。カメラやスマホを手に、学生たちは、各企業を訪ね社長や社員にインタビュー、仕事の様子を収録。学生たちの感性で、それぞれの企業の魅力を約90秒にまとめている。現在、市内6社のCM動画が編集中で、2月中旬には発表会が開かれ、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」などで公開される。同商工会議所は「学生の目で見た新しい切り口でのイメージや広告効果」に期待をかける。

 草加商工会議所(野崎友義会頭)と獨協大学(犬井正学長)は産学連携事業として、「学生がつくるCMコンテスト」を企画し、同商工会議所は昨年9月から10月にかけて、参加する学生グループを募集し、市内の候補企業6社を選んだ。 

 説明会などを経て、学生6グループが、6社のCM制作を競うことになった。各グループは昨年11月から、各企業をカメラやスマートフォンの録画機能など使って、精力的に取材に歩き、動画を収録していった。

 グループの一つ、「チームAKIMOTO」に参加している同大経済学部経済学科3年の森はるかさん(21)と、同小池莉央さん(21)の2人は、市内青柳に工場を持つ「森紙器」(森勇一社長、本社・東京都足立区)のCM動画を手掛けている。

 同社は、段ボールのカラー包装材はじめ、ダンボール迷路、玩具、“草加ものづくりブランド”にも認定されたAED収納ボックスなどさまざまなアイデア製品を手掛けている。2人は数回通って、製造工程やインタビューなどで、同社の魅力を引き出そうと奮闘。先月の訪問取材では、森社長とのインタビューで社史や製品の開発秘話などを取材した。また、各部署を回って社員数人に「やりがいはどこに」「この仕事をやっていてうれしかったことは」「草加は好きですか」などの質問をぶつけ、現場の生の声を集めた。

 同社の森社長(57)は「当社はエンドユーザーが求めるものをと、オリジナルや個性を生かした製品づくりをしている。学生たちが地元のものづくりの現場を見て、大企業とは違うところを感じてもらえれば」と若い目と感性に期待する。

 森さんと小池さんは「ものづくりへの情熱や思いを聞かせてもらった。地元の会社で働きたいと思える動画に仕上げたい」と意気込んでいる。

 6グループは発表会(コンテスト)に向け、編集作業に追われている。コンテストでは優秀作品を表彰する。応募作品は各企業に提供し、ホームページなどで活用してもらうほか、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」で公開する。
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