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小林美優さん篠笛で全国2位・来年5月プロデビュー

2017.11.27(三郷市)
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 三郷市戸ヶ崎の小林美優さん(17)(県立三郷高校2年)がこのほど、青森県弘前市で行われた、日本で唯一、篠笛の腕前を競う「第2回全日本横笛コンクール」(主催・全日本横笛コンクール実行委員会)で、見事2位に輝いた。わずか10人しか本選に進めず、審査も厳しい狭き門を突破した小林さん。2位受賞を機に、世界で活躍する和太鼓集団のメンバーに誘われ、来年5月、オーストラリアでの公演に参加して、プロデビューする。和太鼓も学んでいる小林さんは「篠笛と和太鼓のトップを目指す」と張り切っている。

 日本横笛コンクールは9月23日、弘前市民文化交流館ホールで開かれた。篠笛のコンテストは、このコンクール以外には、インターネット上で行われるコンテストしかない。ネット上では、演奏者の人気投票になりがちで、小林さんが出場したのが、厳正な審査による日本唯一の生演奏のコンテスト。

 本選には、全国から集まった奏者の中から選ばれた10人しか出場できない。

 今回の課題曲は、「弘前ねぷた囃子」で、自由曲に小林さんは、平原綾香さんの「ジュピター」(原曲は、ホルスト作曲の管弦楽組曲「惑星」の第4曲「木星」)を編曲して演奏した。課題曲から自由曲終了まで、8分以内(タイムオーバーは失格)という厳しい制限のある難関を突破した小林さんだが、同コンクールの主催者で、師匠でもある津軽笛奏者、佐藤ぶん太さん(41)を破っての受賞という“おまけ”付きだけに、喜びもひとしお。

 小林さんが、篠笛を始めたのは小学5年の頃。三郷、八潮市を中心に活動する邦楽集団「創作和太鼓・豊屋」を主宰する、父親の豊さん(52)が、篠笛を始めたのを見て興味を持ったという。

 昨年4月から、本格的に津軽笛の佐藤さんに師事して、猛練習を重ねてきた。今回がコンクール初参加だったが、「初めてのコンクールで上位入賞できるとは思わなかった」と小林さんは笑顔を見せる。小学2年の頃から、父から和太鼓を習い、現在も「創作和太鼓豊屋」のメンバーとして、篠笛と和太鼓の二つでチームを盛り上げている。

 今大会の受賞で、現在、師事している、世界的和太鼓奏者、林田博幸さん(54)から、主宰する太鼓ミュージック&エンターテインメント集団「林田ひろゆき&ZI|PANG 」への参加オファーがあり、最年少での参加が決まった。同集団は世界32か国で公演する、一流のソリスト(独奏者)集団。斬新さと音楽性が国内外で高い評価を受けている。

 将来の夢は「篠笛、和太鼓の奏者としてトップを目指したい」と意気込む小林さんは、「2位とはいえ、追われる立場。来年は優勝を目指す」と表情を引き締めた。
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