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地域の自慢をインスタグラムに・平方中生徒が住民から取材

2017.11.20(越谷市)
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 私たちのまちには、素晴らしところがいっぱいあります―。越谷市立平方中学校(大西久雄校長、生徒348人)の1年生たちが、文化財や商店、工場、自然など「地域の自慢」を取材し、先月17日からインターネットのSNS(ソーシャルネットワークサービス)の「インスタグラム」(写真や動画の投稿サイト)で発信している。地元住民らへのアンケートをもとに、生徒たちが取材した画像や説明文を入力し、同校教諭がアップロードする「公式スタグラム」。誰でもスマホやタブレット端末で見ることができるが、同校は「公立中の公式インスタグラムは全国で初めてではないか」と話している。


 「平方中インスタグラム」(hirakata.j.h)との名称の同校の公式ページに掲載されているのは、通学区域の同市桜井、平方地区などの3か所で9枚の写真とコメント。例えば、「ふれあいサンクチュアリ」の写真をクリックすると「〜緑あふれるサンクチュアリ〜空気がきれいで緑あふれる自然豊かなサンクチュアリに一度来てみてはどうでしょうか」という生徒の紹介文が表示される。写真中心のため、シンプルで見やすいのが特徴だ。

 このインスタグラムの取り組みは、1年生(111人)の総合学習の時間で行われた。自治会などで組織する「越谷市桜井地区コミュニティ推進協議会」(大野實会長)を通して住民アンケートを行い、「地域の良さ」をあげてもらい、その中から寺社、幼稚園・保育園、伝統工芸品を作る工場、カフェなど27か所を選び、7月、1年生全員が3、4人のグループに分かれて取材した。

 伝統的手工芸品を作る「河原桐箱製作所」(河原常美社長、同市平方)を取材した石井咲夏さん(13)は、桐箱の写真など3枚を選んで、「〜桐箱の世界へ〜」というタイトルをつけた。石井さんは、コメントで「桐箱は掛軸をまとめる太巻がメインで、絵などを入れます。小さいもので15a、大きいもので1bあり、1つ作るのに1週間かかります」と説明し、「桐箱は魅力であふれています」と結んでいる。

 また、「徳川家康が来た!林西寺」や「店長さんの優しさのつまった地域の憩いの場・ハナカフェ」といったページもある。地域の代表として、生徒をサポートした、桜井地区コミ協の大野会長(68)は「地域の『自慢』できるところを発見できた。中学生と地域が一体となり、住民と生徒が交流した有意義な授業になった」と話している。

 総合学習担当の宮崎里美教諭(37)は「SNSを教育の現場でも生かして取り入れることができることが分かった。私たちの住んでいる地域のPRに少しでも貢献できればうれしい」と言い、大西校長(59)は「SNSを正しく使う機会を生徒たちに実体験してもらいたかった。生徒たちはよく理解し、頑張ってくれた。協力してくれたたくさんの地域の方々に感謝したい」と話している。
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