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小型ヨットの常設乗り場・レイクタウンに開設

2017.4.17(越谷市)
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 越谷市のレイクタウン・大相模調節池に8日、全国初の「ディンギーパーク」がオープンした。小型ヨット「ハンザディンギー」の乗船を9月末まで、毎週土・日曜、祝日に楽しめる。一般社団法人「越谷市観光協会」が主催し、NPO法人「セイラビリティ越谷」(久川雅大代表理事)が運営する。レイクタウン完成前の2005年から市内の用水で小型ヨット講習会を開いてきた久川代表理事(70)が長年温めてきた構想で、久川さんは「ようやく夢が実現した。越谷をウオータースポーツの拠点にしたい」と張り切っている。

 レイクタウンのシンボルの大相模調節池に乗船デッキが設けられた「ディンギーパーク」では、毎週土・日曜、祝日の午前10時から午後4時まで、ハンザディンギーに乗れる。ハンザディンギーだけが乗れる場所は全国初で、海のない内陸の地域での開設は珍しいという。パークには、久川さんが提供した2人乗りの3艇がある。料金は1艇1時間(安全講習の10分を含む)2000円。希望者は前日までに、同市観光協会のホームページか電話で2か月先まで予約ができる。当日でも予約に空きがあれば、同調節池前の同協会窓口で申し込める。

 ハンザディンギー(全長2・4b、幅1・2b、帆の高さ約4・2b)は、子どもからお年寄りや障害者まで、難しい練習をせずに誰でも簡単に帆を操って走らせることができるオーストラリア製小型ヨット。「ジョイスティック」と呼ばれるハンドルで船の向きを変えることができ、帆の操作も1本のロープででき、座席も低く、転覆しないように設計されている。

 久川さんは、会社員時代、ボーイスカウトのボランティア活動中に小型ヨットと出会った。自費で購入して、2005年から越谷市役所前の葛西用水で小型ヨットの講習会を開催する一方、大相模調節池を市民の憩いの場にしようと、レイクタウンの街開き前から県や市、UR(都市再生機構)と交渉して、同調節池での小型ヨット利用を実現した。普段から調節池と周辺の除草や清掃作業を市民に呼びかけて実施するなど、環境美化への努力も県や市から評価された。久川さんは、同池での釣り禁止や、幼い子でも安全にヨットを楽しめる“レイクタウンルール”づくりに尽力してきた。

 同市観光協会は「どなたでも気軽にディンギーを体験していただけるよう『ディンギーパーク』を企画した。くの方に体験してもらいたい」と呼びかけ、久川さんは「これまでの取り組みが評価されて実現した。今後は、若い運営スタッフを育成し、気軽にヨットを楽しめる日本唯一の場所にしたい」と話している。

 <問い合わせ>越谷市観光協会TEL971・9002。
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