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音楽療法で介護予防・「音楽健康クラブ」で体力アップ

2020.8.24(松伏町)
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 松伏町は全国でも珍しい、“音楽療法”で介護予防を目指す「音楽健康クラブ」活動に取り組んでいる。音楽療法は、音楽療法士や理学療法士の指導で、音楽に合わせて運動することで、体力・運動能力の改善を図るもの。認知症予防や、うつ・閉じこもり予防などの効果があるとされる。

 同町中央公民館で4月スタートの予定だったが、コロナ禍の影響で、7月スタートとなった。参加者は高齢者80人。3グループに分けて、密にならないように工夫し、リスクのある合唱は行わないプログラムに変更した。

 指導は、同町金杉の介護老人保健施設「なのはなの里」(大塚節子施設長)の理学療法士ら専門スタッフ。スタッフが考案したオリジナル体操に取り組んでいるが、この体操は頭(脳)から手先までを使うため、心身ともに元気になり、自宅でも気軽にできるという。

 7月22日開催の「音楽健康クラブ」には、65歳以上の住民約30人が参加した。講師、参加者らは検温、消毒してマスクを着用。大塚節子施設長(60)が「コロナ感染には気をつけて、元気に体操を」とあいさつして始まった。まずは、オリジナルの柔軟体操「なのはな体操」で体をほぐした。音楽療法士の向稔子(ルビ・むかいのりこ)さん(66)のピアノ演奏「でんでんむし」に合わせて、参加者は手の指を差し出したり、足踏みやステップ運動に取り組んだ。続いて同じ「でんでんむし」のリズムで、歌詞を手話で表現した。

 また、理学療法士の大塚俊太郎さん(35)と大塚智美さん(34)の指導で、タオルを使ったストレッチ「タオル体操」や、大衆演劇の一場面のような「三太郎体操」などユニークな体操にも取り組む。通常1時間半を45分に短縮したプログラムという。

 参加した主婦、奥泉妙子さん(71)(同町松伏)は「無理のない運動で、楽しく、やる気が出てきて体も軽い」と笑顔を見せ、主婦、大村潤子さん(66)(同町ゆめみ野)は「悩みの頭痛がなくなった。楽しいので続けたい」と話す。

 講師の大塚施設長は「音楽療法に15年前から取り組んでいる。認知症や介護予防に一定の効果が出ており、町民の健康増進のため、継続して愛好者を増やしていきたい」と話していた。

 同クラブは10月から今年度第2期がスタートするため、新たな参加者を募集する。

 <問い合わせ>松伏町いきいき福祉課TEL991・1882。
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