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「アマビエ」がやってきた・金杉小にねぶた師から贈り物

2020.6.22(松伏町)
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 松伏町立金杉小学校(星野健一校長、児童177人)にこのほど、青森市のねぶた師、北村春一さん(39)から、かわいらしいミニねぶた「アマビエねぶた」が贈られてきた。思いがけないユニークなプレゼントが児童、教職員らを喜ばせている。  「アマビエ」は、疫病退散に御利益があるとされる妖怪。江戸時代に肥後(現在の熊本県)に現れたとされ、外見は人魚のようで、鳥に似たくちばしがある。「病がはやったら、私の写し絵を人々に見せよ」と言い残し、海へ消えたとの言い伝えがある。

 「アマビエねぶた」は縦17a、横15a。骨組をはじめ、ろう塗り、着色まで本物のねぶた製作と同じ技法で作られている。子どもたちが親しめるような愛らしいデザイン。台座は青森県産のヒバとリンゴの木材で、内部にLED証明が設置され、本物同様に光を放つ。

 このミニねぶたを考案した北村さんは、星野校長の弟、弘樹さん(48)(販売業)の知人。コロナ禍で学校行事が無くなったことを知った北村さんが、「青森のねぶたは中止になってしまったけど、金杉小のまつりや行事は成功させてほしい」と星野校長に連絡し、試作品を提供したもの。「青森ねぶた祭」が中止となり、多くのねぶた師が苦境に陥ったため、北村さんは、「ミニねぶたで青森経済に活路を」と試作品を作っていた。

 「アマビエねぶた」は職員昇降口に展示され、児童らは「小さくてかわいい」「光っていて、立体感があり、面白い」など興味深そうに眺め、すっかり学校の人気者になっている。

 北村さんによると、手作りのため1日1、2個の製作で、1個1万9800円で通信販売を始めた。

 星野校長は「人のつながりの大切さと逆境での発想や、たくましさを勉強させてもらった。児童らにもパワーがもらえそう」と喜ぶ。1日から授業が再開した同小は、今後青森との交流も検討している。 
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