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筋力鍛える「ご近所さん体操」・手足首に「重り」で負荷

2020.1.27 (松伏町)
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 筋力アップで介護予防を――と、松伏町は「ご近所さん体操」を考案し、町民への普及活動に力を入れている。

 この「ご近所さん体操」は高知市の理学療法士が開発した「いきいき100歳体操」を参考に、同町職員が「よりシンプルに飽きずに続けられるように」とアレンジした。手首や足首に「重り」を巻き、手足をゆっくり動かす体操。

 「準備体操」「筋力運動」「整理体操」の3つを約60分かけて行う。椅子に腰かけてゆっくりとしたペースで行うのが基本で、高齢者にも無理なくできるよう工夫されている。

 メインの「筋力運動」は、手首、足首に市販の重りを装着して行う。重りを2キロまで調整できるので、個人の筋力に応じて無理なく、効果的に筋力をつけることができる。「腕を前に上げる運動」「腕を横に上げる運動」「椅子から立ち上がる運動」「ひざを伸ばす運動」――など6種類をそれぞれ8拍、10セット行う。

 負荷をかけることで、知らず知らずに筋力がつくという。毎日ではなく週に1、2回程度、運動後は2、3日休んで筋肉の疲れをとると筋力がつきやすいとも。

 同町は2016年から、町内の集会所などで「体操会」を開いている。参加者は60代以上がほとんど。

 同町大川戸の「まつぶし緑の丘公園」会場での体操会に参加している主婦、太田よし江さん(66)(同町松伏)は「1週間に1回でちょうどいい。最近は筋力がついて、階段の上り下りがすごく楽になった」と笑顔で話す。

 また、主婦の望月澄子さん(72)(同大川戸)も「無理のない運動で自然に筋力がついて、膝の痛みがなくなった。すごい効果に驚いている。仲間もできて楽しい」と喜ぶ。

 指導する同町いきいき福祉課の飛鳥馬昇主査(51)は、スポーツプログラマー(公益財団法人日本スポーツ協会認定の公認スポーツ指導者)の資格を持ち、丁寧に指導している。「無理は禁物だが、少し負荷をかけると、驚くほど効果が出る。人と会うことで認知症の予防にもなる。皆で支え合って元気に暮らす地域づくりが目標」と飛鳥馬さん。

 同町は、交流大会や理学療法士の体操講座、管理栄養士の栄養講座なども取り入れ、総合的な介護予防に力を入れている。  <問い合わせ>松伏町いきいき福祉課TEL991・1882。
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