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元兵士が体験語る・平和フォーラム

2017.11.27(越谷市)
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 越谷市の「こしがや平和フォーラム2017」が19日、越谷コミュニティセンター・小ホールで開かれ、411人が参加した。同フォーラムは、同市が2008年11月に行った「平和都市宣言」を踏まえ、毎年開催している。今回は、「あなたに伝えたいこと」と題して、90歳を超えた2人の元兵士が、戦場体験を語り、平和の尊さを訴えた。

 陸軍の戦闘機操縦士だった関利雄さん(94)(さいたま市)は、激しい戦闘の模様を語り、自身が撃墜したB−24戦闘機の搭乗兵士の遺族と、現在も交流していると述べた。

 また、海軍の偵察員だった田中三也(みつなり)さん(93)(千葉県我孫子市)は、壮絶な偵察活動や、特攻隊員に自ら志願したときの心情などについて語った。

 参加者からは、「20代の自分は戦争について、言葉しか知らない。体験された方の話がリアルに聞けてよかった。二度と戦争があってはならないことを他の人たちにも教えたい」と言った声や、「貴重な戦場体験を聞き、戦争のすさまじさをあらためて知った。戦争は相手も被害者である、という講師のことばは真実だと思う」などの感想が聞かれた。

 パネル展示を中心とした「平和展」が14日から19日まで、同センター・ポルティコホールで開かれ、延べ約1700人が来場した。今回は、戦時中の生活や家族の出征など4ブースに分けて展示され、今年8月の「広島平和記念式典」に参列した市内の中学生15人の感想文や市民から寄せられた戦時中の実物資料なども展示された。
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