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東武よみうり賞に飯淵さん・越谷美術協会公募展

2017.11.6(越谷市)
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 「第45回記念越谷美術協会公募展」(越谷美術協会主催、東武よみうり新聞社など後援)が10月18日から22日まで、越谷市の越谷コミュニティセンター・ポルティコホールで開かれ、約1000人が来場した。

 協会会員の油彩、水彩、日本画、水墨画と市内在住・在勤の一般公募作品約120点が展示され、今回は45回記念として会員の「越谷風景画特設コーナー」も開設した。

 審査の結果、「東武よみうり新聞社賞」に同市下間久里の飯淵祐二さん(83)の水彩「リヨン薄暮」(50号)が選ばれた。

 飯淵さんの作品は3年前、フランス旅行で訪れた、リヨンの街の夕暮れ時の水辺の風景を描いた。プロバンスからパリへ北上する途中にリヨンのホテルで夕食後、散歩に出たとき夕暮れの美しさに感動してスケッチし、帰国後に描いた作品だ。

 不透明水彩絵の具(ガッシュ)を使い、油絵のように塗り重ねによって、色の表現をした。飯淵さんは「ふだんは透明水彩を使っていますが、今回はあえて、使用が難しい不透明水彩に挑戦しました。川の水面の青や黄色など色に深みが出ました。思うように表現できました」と喜びを話す。

 飯淵さんは宮城県仙台市生まれ。地元の高校を卒業後、多摩美術大学でグラフィックデザインを学んだ。同大4年の時に、デザインスタッフとして製薬会社に入社。卒業後は主に広報宣伝を担当し、薬品のパッケージデザイン、広告制作などに携わり、子会社の役員も含め37年間勤めた。

 現在は、市内の水彩画グループ「新方水彩画クラブ」と「くすのき荘彩友会」で講師を務めるほか、「こしがや水彩画会」の事務局長や油絵の「くすのき荘パレットクラブ」の代表などを務める。これまで、「越谷市展」で市議会議長賞など受賞。「越谷美術協会展」ではトップの協会賞なども受賞している。

 飯淵さんは「絵を描いていると元気になれる。一生描き続けます」と笑顔で話していた。

 同公募展の受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽越谷美術協会賞=山下二三「ねこのいえ」(油彩)▽越谷市長賞=小松昭夫「白い一日(江戸川)」(水彩)▽越谷市議会議長賞=福井加奈子「青池とぶな林(白神山地)」(日本画)▽越谷市教育長賞=野村枝里「晩秋の里山」(油彩)▽越谷市文化連盟奨励賞=中島武「ベニス」(同)▽東武よみうり新聞社賞=飯淵祐二「リヨン薄暮」(水彩)▽とうぶまいにち賞=松田京子「親子(絆)」(油彩)▽第45回記念賞=山崎正「公園の手品師」(同)▽クサカベ賞=福井姫代美「ら、ら、ら」(同)、中村まち子「立葵」(同)▽アーチストスペース賞=飯嶋久美子「穏やかな午後」(同)▽アドフレーム賞=金子久仁子「御岳渓谷の秋」(水彩)。
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