Backnumber: 2008年10〜
写ったぁ

弾む音に心つないで年・アートな風景

2017. 11.27 (越谷市)
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 JR南越谷駅の南口のロータリー。3体のブロンズ像が、降り立った客を歓迎するかのように阿波踊りを踊っている。両親と男児の像で高さは約1.3b。約1.5bの台座に乗っている。

 南越谷阿波踊りは、本場・徳島、東京・高円寺と並ぶ“日本三大阿波踊り”のまち。今年8月には33回目を迎え、2日間で延べ約60万人が熱狂のリズムに酔いしれた。

 しかし、祭りのあとの寂しさはどこも同じ。まちを躍動させた乱舞が消え、疾風のような熱気がおさまると、阿波踊りは忘れさられる。

 そこで、「「阿波踊りのまちを象徴するものを」と、南越谷阿波踊り実行委員会と南越谷阿波踊り振興会が2013年7月、この3体の像を設置した。

 タイトルは「つなごう」。踊りを通して、世代をつなぎ、人々をつなごうという願いを込めた。制作は、さいたま市の彫刻家、長谷川利幸さん(50)(国画会彫刻部準会員)で、現在は市に寄贈されている。

 待ち合わせ場所や記念撮影スポットになってくれれば―との設置者らの願いは、南越谷阿波踊りの人気の高まりとともに実を結びつつある。きょうも笑顔の若者らが、3体の像にスマホをかざす。周囲から、阿波踊りの軽快なリズムが聴こえてくるようだ。
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