写ったぁ

魅力いっぱい「紙の地図」・平井政二さん

2018. 4.10 (越谷市)
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 「紙の地図には、スマホなどの地図にはない多種多様な情報が詰め込まれている。その魅力を伝えたい」と、「地図で探るおもしろ埼玉」(A5判、ぶよお堂)を自費出版した。

 例えば、「久伊豆神社」は越谷だけでなく、県内の元荒川沿いに数多くあり、江戸川の左岸、右岸には東宝珠花(千葉県野田市)や西宝珠花(春日部市)など“ペア地名”も目立つ。「こんな発見も地図を読む楽しさ」という。

 東京都足立区出身。大卒後、建設省(現・国土交通省)に勤め、国が発行する「地形図」の制作に携わる。

 「カーナビゲーション用のデジタル地図にも取り組み、アナログとデジタルの両方の地図の勉強をしたのが強み」で、今に役立つ。

 財団法人「日本建設情報総合センター」に転籍後、阪神・淡路大震災があり、「防災地図」に取り組む。退職後はNPO法人「地図文化研究会」(本部・東京都千代田区)の理事として、地図の魅力を各地で講演する。

 「防災地図には課題が多い。災害は昼間起きるとは限らない。夜間にも見られるような蛍光塗料の地図を作るなどの工夫が必要」という。

 「地図を持っての旅が趣味」で、全国の神社を回って集めた「飾り絵馬」のコレク賞は300以上にのぼる。

 「地元の人たちとの交流や情報交換が何よりの楽しみ。地図を持つ旅は、その地の風や気温、匂いなど『風土』を味わえる」。紙の地図をこよなく愛す地図研究家である。GT(安部 匡一)MN
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