写ったぁ

みんないろいろな絵の具を持つ・「カラフル」

2017. 7.3 (三郷市)
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三浦 来美(みうら くるみ)さん(13)南中学校2年(子ども司書4期生)
「カラフル」(森絵都・講談社)
 「その本、面白いですか?」私が小学6年生の時に学校司書さんに質問した言葉でした。「面白いよ。どう?読んでみる?」それがきっかけでこの本を手に取りました。題名が「カラフル」なのに、表紙も裏表紙も全部真っ黄色。驚いたのを覚えています。
 死んだはずのぼくに神様が与えた試練。それは、下界で人生の再挑戦をしに行くということ。再挑戦する日々の中で、ぼくこと真は大事なことに気づいていくというお話しです。
 私の中学校では2年生の4月、クラス替えがありました。新しい環境になかなかなじめず、1年生の時の様に自分の色を出すことができていませんでした。そんな中、もう一度「カラフル」を読みました。小学生の自分には感じることができなかった思いが出てきました。
 「みんなそうだよ。いろんな絵の具をもっているんだ、きれいな色も、汚い色も」。この言葉は真が好きな人、ひろかに言ったものです。その時の私には何となく分かりました。自分の周りには様々な色があふれているということが……。体育祭をきっかけに、クラスの人と関わりができてきました。少しずつクラスの人たちがどんな色を持っているのか分かってきたことで、前より自分の色が出せるようになりました。見る角度によって、色は変化する、それは人に対しても物事に対しても。真の気づきと私の思いが重なりました。
  私のクラスの学級通信の名前は「パレット」です。教室をパレットに見立て、みんなが色となり彩って欲しいという担任の先生の願いが込められています。この1年間でどんなカラフルなパレットが出来上がるか楽しみです。
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