写ったぁ

「あずかりやさん」・当たり前の幸せに気づく

2016. 11.7 (三郷市)
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 子ども司書3期生・暮田 佳音(くれた・かのん)(14)(三郷市立瑞穂中学校2年)
「あずかりやさん」(大山 淳子著・ポプラ社)     当たり前の幸せってなんでしょうか。毎日新しい発見や驚きがあり、その日その日を大事にしていける日々……。私は、この本を読んでそんな幸せが見つけられた気がします。

  この本の舞台は「あずかりやさん」という一風変わったお店です。ここには様々な人が訪れます。小さい女の子から社長まで、それはもう、たくさんです。そんな「あずかりやさん」の日常を、例えば“のれん”、例えば“ネコ”なんかの視線で見たらどうでしょうか。彼らの見る世界は、毎日が発見であふれています。面白い出来事を期待したり、人間世界の全てを理解することはできなくても、訪れる人の悩みを考えてみたり……。彼らは、口に出すこともできません。気持ちを伝えることもできません。それでも毎日に満足していて、それを幸せだと感じているのです。それこそが、当たり前の幸せだと私は思うのです。

 「幸せのかたち」をいろいろな角度から見ることができるこの本は、私の視野を広げてくれた気がします。

 この本の中には、私たちが見落としてしまいそうな幸せがたくさん隠れています。同時に、不安や悩みを抱えている人もたくさんいます。そんな人たちは「あずかりやさん」に来たことで、当たり前の幸せを見つけたのではないでしょうか。疲れた時、悲しい時、周りを見て下さい。この本が教えてくれた当たり前の幸せに気付くことができたら、

前に進む力がわいてくるはずです。
(協力・三郷市教育委員会)
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