写ったぁ

本当の親友に気付く・「永遠の夏休み」

2016. 8.1 (三郷市)
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 子ども司書3期生・田中 歩(たなか・あゆむ)さん 三郷市立瑞穂中学校2年生(13)
  「永遠の夏休み」(著者・折原みと、ポプラ社)

   「夏休み」というと何を思い浮かべますか? 私たち子どもにとって夏休みは、永遠に続いて欲しい楽しい時間です。でも、楽しいだけでは終わらないのがこの本です。
 皆さんにとって「親友」とはどういうものですか。友達と親友の境が分からなかった私は、この『永遠の夏休み』を読んで本当の「親友」に気付きました。

 普段何気なく生活していた“友達”同士がタケルの死により絆を強く結び、お互いに大切な存在になっていきます。相手の気持ちを考えたり、自分を振り返って後悔したりしながら、新しい自分、本当の自分達を作り上げていく……。その姿にとても感動します。
 なかでも、「タケルからの最後の贈りもの。それは、勇気と生きる力。そして、確かな友情だった」の言葉は、心に突き刺さる思いがしました。人間は一人ではできないことが多いかもしれない、しかし仲間と協力し合うことでできることが増えていく……。そして、どんなにつらいことでも、心から信じることができる親友がいれば、乗り越えることができるということを感じました。また、今を楽しく生活できることがどんなに嬉しく素晴らしいことなのかを実感します。
 「本当の友情」とは何か。「親友」とはどんな存在なのか。そして、二度と来ない、かけがえのない“永遠の夏休み”の意味を考えながら、夏休みだからこそ、ぜひ読んでほしい私の大切な1冊です。GT(協力・三郷市教育委員会)
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